- 都川支流の坂月川と葭川支流との間こそ、貝塚の多い千葉市内でも、もっとも貝塚の集中する地域である。学術的文化的価値、地域個性を示す地域資源としての価値は他にぬきんでて大きい。
- 写真右(東)の加曽利貝塚についてはいうまでもないだろう。
- 加曽利貝塚の1.3kmほど西、写真中央から左(西)の台地が貝塚町の台地(貝塚台地)である。千葉貝塚または貝塚町貝塚群と総称される遺跡群が展開する。「貝塚」の地名のとおり、もっとも貝塚の密集した地域であり、草刈場貝塚・荒屋敷貝塚・台門貝塚と3つの環状貝塚をはじめ大小の貝塚・集落址が貝塚台地とその対岸の台地を埋め尽くす。異常な遺跡分布であり、このような例はほかに日本全国どこにも見当たらない。
- なぜ貝塚台地に貝塚が異常ともいえるほど集中しているのか。その自然地形が重要な要因のひとつであることはまちがいない。上記写真は京葉道路などの工事が本格化する前の時期の写真であり、貴重な資料である。
- 加曽利貝塚の南、住宅街の中に緑地として残る舌状台地が花輪貝塚のある地である。近年の研究より周辺の貝塚群のなかでも特異な貝塚であることがわかってきた。これまた重要な貝塚である。
- 千葉貝塚(貝塚町貝塚群)を構成する個々の遺跡は、縄文遺跡にかぎっても、きわめて密集しており分かちがたく、遺跡名を上記写真上にマークすることは困難である。千葉貝塚は、貝塚城址でもあるように、旧石器、弥生・古墳時代・奈良平安・中近世の各時代の遺跡が重層的に存在する複合遺跡であるが、同様の理由で、上記写真にはマークしていない。
- 説明は準備中。さしあたり下のリンクのサイトを参照されたい。
- 貝層等については、園生貝塚研究会「活動記録」『貝塚研究』4号1999年を参照した。正確な情報は『貝塚研究』等を参照されたい。
- 当ページで示す貝層等のマーク・地形はおおまかな位置関係を把握するための目安である。
※ 千葉貝塚(貝塚町貝塚群)参考文献【千葉市若葉区貝塚町】 |
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