• 東京湾東沿岸は貝塚が多い地域であるが、とくに千葉市は貝塚が多い。なかでも直径100ｍをこえる環状貝塚群は圧巻である。学術文化的価値からいっても地域個性を示す点からいっても最重要の地域資源である。
  　
• その中でも注目されるのが千葉貝塚（貝塚町貝塚群）と総称される遺跡群である（透明赤マーク）。
  　
  　
• 当ページで示す遺跡の位置・地形はおおまかな目安である。
  　

※　とくに武田宗久1974の付図を参照した。同図と比較してもまた陸軍迅測図や現地と比較しても、修正すべき点があるが、ただちに電子上公表することが緊要であると考えた次第である。修正は他日を期したい。

（参考文献）　

青沼道文・建石徹・古谷渉・森本剛2001　「千葉市内縄文時代中期遺跡出土黒曜石の原産地推定」『貝塚博物館紀要』28号。

貝塚爽平・杉原重夫1976　「加曽利南貝塚の地理」　杉原壮介編1976　所収．

宍倉昭一郎1974　「石器時代の遺跡」　千葉市1974「第２章原始･古代　第１節石器時代　第２項」。

杉原重夫1988　「千葉市付近における縄文時代の海岸線の位置と古地理」　千葉市立加曽利貝塚博物館編1988所収。

杉原壮介編1976　『加曽利南貝塚』　中央公論美術出版。

武田宗久1974　「石器時代の自然と人類」　千葉市1974「第２章原始･古代　第１節石器時代　第１項」。

武田宗久1976　「縄文時代における東京湾東沿岸地域の海進海退」（１）　杉本壮介編　1976所収。

千葉市1974　『千葉市史』第一巻　千葉市。

千葉市1985　『千葉市史跡整備基本計画』千葉市教育委員会文化課。

千葉市立加曽利貝塚博物館編1988　『千葉市立加曽利貝塚博物館開館20周年記念特別講座講演集』　千葉市立加曽利貝塚博物館。

千葉市立加曽利貝塚博物館友の会　『加曽利貝塚』千葉市立加曽利貝塚博物館友の会。

『陸軍迅測図』　明治15年参謀本部陸軍部測量局測量　1/20000　1882年。